介護職について

介護職は今後老人の数が増加し、介護職就労人口が増え、就職口のトレンド化が起こるかと思われる分野だ。介護職と呼ばれるもののなかで、国家資格は二つある。

  1. 社会福祉士ソーシャルワーカー
  2. 介護福祉士:ケアワーカー

両方とも、昭和62年5月の第108回国会において制定された 「社会福祉士及び介護福祉士法」で決定されている国家資格である。

社会福祉士は、「専門的知識及び技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業とする者」要するに、障害者のお手伝いをする人。

介護福祉士は、正確な記述が見つからなかったものの「寝たきり老人や体の不自由な人に対して、入浴や排泄・食事の介護・介護指導を行う」ということ。要するに、老人のお手伝いをする人。

はやるのはやっぱり介護福祉士のほうだな。介護福祉士になるには、二つのルートがある。

  1. 養成施設ルート
  2. 国家試験ルート

養成施設ルートは、約2年間、1650時間にも及ぶ講義および実習が必要(実習はうち450時間)。夜間部もあるが、実習は昼に行うので社会人には厳しい。養成施設ルートは国家試験免除。

国家試験ルートは国家試験を受ける前に、3年間以上の実務経験(540日労働)か、通信教育を2年間受けている必要がある。その後、年一回の試験が1月、3月に行われる。合格率は下のとおり。

思ったより難しく「誰でもうかる」という資格ではないようだ。とはいえ、このくらいの合格率だと、まじめに勉強すれば確実に受かるともいえる。しかし、道はながいねぇ。しかも、最近は学校上がりの介護福祉士が増え、介護福祉の給料は低い(介護福祉士何年目、で給料をだすから)。上記のように、養成施設ルートを高卒でやれば誰でもなれるってことだもんね。

ということで、実際には介護福祉士を5年間経験すると受験できる「ケアマネージャー(介護支援専門員)」が介護関係従事者の到達目標になっているらしい。ケアマネージャーは介護保険の為の役職という位置付けでできた職業なので、すなわち保険に直結した職業となる。直球でいえば、お金を扱う仕事なので給料は高い。もちろん合格への道も厳しい。