考える技術
考える技術を読んで、やっぱり文面は非常に難しいのだけれども、内容的には非常に同意できるものだった。文面から言うと、「考えというものは帰納的に行うものであって、演繹的に行うのはあまりよくない」というもの。
ずばり!これは「まくらを変えるとサーキットのタイムが上がる」理論に近いものがあるね。
- 枕を変えると(良い枕なら)布団に入ってから寝る時間が早くなる
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- 寝る時間が早ければ睡眠を取れる時間が延びる
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- 睡眠時間がのびれば集中力が高まる(事が多い)
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- 集中力が高まればサーキットでタイムがあがる
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- タイムを縮める要素のひとつとして枕の質について討論すべきだ。
という流れに沿って考えるのが演繹的な考え方だ。
帰納的というのは、
サーキットでタイムを出すには
- ドライバーの集中力が高いべきだ
- エンジンのパワーがあるべきだ
- ボディに信頼感があるべきだ
- タイヤがきちっとグリップすべきだ
と、要素から最初の題目を持ち上げるのが帰納的だ。
どちらがどうということはないが、ビジネスは帰納的であるべきで、そのほうが理解しやすい。演繹的に話をすすめていると、サーキットで枕の話をすることになりそうだ。